デザイナー向けではない本からデザイナーとして学びを得てみた – 伝え方編

こんにちは!moco(@moco_megane)です。

現在私は、デザイナーとして一皮剥けるため、敢えてデザイナー向けではない本を読んでいます。

今回は、私が最近読んだおすすめの本5冊と、そこから得た学びを紹介します。

目次

どうしてわざわざデザイナー向けではない本を?

私はもともと絵を描くことや本を読むことが好きで、高校生の頃からデザイナーを目指して歩んできました。当時からデザイン雑誌やデザイナーの作品集・画集などを買い、よく読んでいました。小説も好きですし、エッセイや歌集を読むのも好きです。

しかしそんな中、唯一相容れなかったジャンルの本があります… それが自己啓発・ビジネス書です!

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なんかそういうのって邪道じゃな〜い?

少し前までの(世間知らずな)私は、そんな忌避感を抱いていました。

しかし、特にWebのデザインを学んでいくに伴い、デザイナーにもディレクションスキルやビジネススキルが必要であることを徐々に知っていきます。

実際に、一線で活躍するデザイナー・経営者の方々もこのようにおっしゃっています。

たしかにおっしゃるとおりなんですよね。

そもそもデザイナーは、人に何かを伝えるのが仕事です。もちろんデザイン関連の本でデザインスキルを磨くのは大事ですが、対人関係におけるスキルも必要になってきます。

というわけで、まずは伝え方や話し方にフォーカスしたビジネス書を実際に読んでみました。

学びを結果に変えるアウトプット大全

こちらはQUOITWORKSのムラマツさん(@muuuuu_chang)がおすすめされていた本です。同シリーズで「インプット大全」もあります。

著者の樺沢紫苑氏は

  • メルマガ毎日発行を13年
  • 毎日3時間以上の執筆を11年
  • 毎年2〜3冊の書籍出版を10年
  • セミナー毎月2回以上を9年

など、アウトプットの継続を体現しているアウトプットの鬼です。

それにもかかわらず、睡眠時間は毎日7時間以上は取れているとのこと……

その理由は、インプットとアウトプットのバランスを整え、効率的に成長しているからだと言うのです。

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ここまで列挙されるとさすがの説得力…!

具体的に80のアウトプット方法が挙げられていますが、私は以下のように読みました。

内容の要約
  • 成長はインプットではなくアウトプットの量で決まる
  • 「読む」「聞く」がインプット、「話す」「書く」「行動する」がアウトプット
  • インプットとアウトプットの黄金比は3:7(しかし実際は逆になっている人が多い)
  • インプットとアウトプットを繰り返し、その間にフィードバックを受けることで成長に繋がる
  • 学びには「広げる」「深める」の2つのベクトルがある
  • 何かを学ぶとき、その知識を「広げたい」のか「深めたい」のかを見極めると学習法に迷わない
デザイナーとして得た学び
  • ブログやTwitterでの発信を今後も続ける。完璧を目指したり、大きなことをやろうとしなくてよい。フィードバックを受けるための材料を作る
  • デザイン書であっても、ただ「素敵だな」と眺めるだけでは何も得られない。アウトプットを前提に読む
  • 優れたデザインを見たら自分の言葉で言語化する。冗長にではなく簡潔に短くまとめる
  • 勉強会やMTGではただ聞くだけでなく、積極的に発言や質問をすることでより理解が深まる
  • こうしなきゃという義務感ではなく、楽しみながらやる。出来ることや分かることが増えていく過程を楽しむ
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何より、この本を読んで終わりにしない!と心に刻みました。最初からブログにまとめるぞという気持ちで読んでいるので、内容も強く記憶に残っています。

人を動かす

超がつくほどド定番な、D・カーネギーの名著です。名前は知っていたものの手に取るのは初めて。

1936年の初版刊行以来、もう100年近く読み継がれているそうです。つまり、時代に左右されない普遍的な原則が書いてあるということですね。

たしかに納得の、金言のオンパレードでした。

内容の要約
  • 人を動かす唯一の方法、それは「そうしたくなるようにはたらきかける」こと
  • こうしてくれ、と直接的に伝えるのは逆効果。相手に気持ちよく動いてもらうために手を尽くす
  • 人は誰しも自尊心があり、褒められたい
  • 褒めると言ってもお世辞は通用しない。相手のことをよく知り、興味を持ち、誠意を持って声をかける
  • 最初から見返りを期待しない。純粋に相手の役に立つことを考える
  • 人間は感情的な生き物。論理的に考え、感情的に行動する
デザイナーとして得た学び
  • デザインの目的も人を動かすこと
  • たとえばWebサイトは「商品を購入してほしい」「求人への応募がほしい」などを目的に制作する。その際、ただその願望を直接的にサイトに反映したら良いわけではない。「つい購入したくなる」「コンテンツに興味をもたせる」デザインを考える
  • 人の不安や射幸心を煽ったり、強制的に何かさせるようなデザインは長期的に見て効果的ではない
  • 上司やお客様に反論したい場面があっても、決して相手を非難したり裁いたりしてはいけない。相手の主張を受け入れながら、思いやりを持って会話をする
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自分で言うのも非常にアレなんですが…結構自分としては「わかる!その方法やってる〜!」という共感が多かったです(本当にアレだな)。

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人の話を聞くのが大好きで、相槌を入れて「それでそれで?」と促しまくるスタイル…これからも続けようと思います!

コンサル一年目が学ぶこと

Amazonでは400件以上のレビューがあり、★4.4の高評価がついている本です。

コンサル1年目とありますが、社会人ならまず読んでおいて損はないと感じました。コンサルとはまるで縁のない社会人人生を歩んできたので、「もっと早く知っておきたかった!」と悔しくなるスキルが盛りだくさん…!

本書は話す技術、思考術、デスクワーク術、ビジネスマインドの4章編成になっていますが、この記事のテーマである「伝え方・話し方」についてフォーカスしてまとめておきます。

内容の要約
  • まず結論から話す。PREPの型に従う
  • PREP法…Point:結論、Reason:理由づけ、Example:具体例、Point:結論の繰り返しで〆
  • 端的に話す。駆け引きせず、率直に。答えにくい質問でも言い訳せず、まずイエスかノーで答える
  • 世界共通語は英語ではなくロジックと数字。英語が流暢に話せるからと言って相手を説得できるわけではない。誰もが理解できる根拠が必要
  • 相手は何も知らないという前提で話す。相手のフォーマットに合わせゼロから話す
  • ビジネスの基本は相手の期待を超え続けること。そのためには期待値の把握が第一
  • 何も喋らないなら会議に出るな。時間はお金。仕事として会議に参加する以上必ずヴァリューを出す
デザイナーとして得た学び
  • 自分の作ったものを説明する際、つい自分の気持ちを吐露してしまいがち。しかし上司やお客様が聞きたいのはそこではない。デザインの目的やそうした理由、競合や類似商品の例などPREP法を使い端的に伝える。
  • 「自分がいいと思ったから」では相手を説得できない。信頼に足るデータからロジックを組み立てる
  • お客様と話すときに専門用語や業界用語を使わない。それっぽく話すのではなく、相手に確実に伝わる表現を考える
  • デザイナーとしての自分のヴァリューは何か?自分のヴァリューを言語化し、どんな仕事のときにも常に念頭に置く
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普遍的なビジネスマインドが学べました。息子が社会人になるときに勧めたい1冊です!

1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術

こちらはなんとAmazonレビュー1,100件超!45万部突破のベストセラーです。

これだけ読まれているということは、それだけニーズがあるということですよね。

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みんなシンプルに話す技術を身に着けたいのね…

内容の要約
  • 人はあなたの話の80%は聞いていない。だから1分で大切なことだけ話さなければならない
  • 「誰に、何を、どうしてほしい」を考える。話す目的は人に動いてもらうこと
  • 考えることと悩むことは違う。考えているつもりでただ悩んでいないか?
  • 要らない言葉を見極めて削る。本当に必要な言葉だけを使う
  • 右脳を刺激してイメージさせる。正論を語るだけでなく感情を揺さぶる
  • プレゼン全体を包括するキーワード「超一言」を入れる
デザイナーとして得た学び
  • 「プレゼンをしなければならない」→「プレゼン資料を作ろう」ではない。何のためにプレゼンをするのか目的を考える
  • デザインの説明をする時に、自分の頑張りを認めてもらいたいがために余計な言葉を付け加えていないか?確実に伝えたいことだけに絞る
  • 「超一言」はデザインそのもののコンセプトにもなる。デザインの軸がブレていくのも防げるのでディレクション段階で考える
  • 「〜だからこのデザインにしました」ではまだ足りない。「〜という理由で、このデザインならこんな課題を解決できます」までやる
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章と章の間に「どっちが伝わる?」という二者択一の問題が出てきます。これが具体的で非常に分かりやすい!ぜひ手にとって確認してみてください

オンラインでの「伝え方」 ココが違います!

このコロナ禍になってから、急速に普及したオンラインでのMTGや面談。

最初は多くの人が戸惑いながら使い始めたZoomやmeetでしたが、1年も経つと慣れている人とそうでない人の差が如実に現れるようになってきました。

しかし私は育休中ということもあり、実務で使っているわけでもなく…

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うわっ…私のオンライン会話スキル、低すぎ…?

と心配になり、手にとったのがこの本でした。

内容の要約
  • オンラインとリアルは別物と考える
  • 3つの原則:声よりアクションが先、自分を見ない、台形バスト・ショット
  • オンラインはリアルの3倍の反応をしていい。表情は大げさに、動作はゆっくり大きく
  • 事前の準備が肝。背景にノイズを加えない、照明を使い顔は明るく、自分の映りや声を録画して確認
  • 特に初対面の場合、その画面と音声から伝わってくる情報が全て。信頼してもらえるようあらゆる手段を講じる
  • オンラインはリアルと比べて疲れやすい。そのため、短時間で効率的に伝える技術が不可欠
デザイナーとして得た学び
  • 自分の喋りを録画して見てみる→声が低いのは仕方がないけど、もっと口を大きく開けてハキハキ喋ろう。少しはマシになるはず
  • リングライトを買おう→買いました
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正直、小手先のテクニックのようなものも多いです。しかし!これで差がつくなら私はどんどん取り入れようと思います

成果物以外でも「伝えられる」デザイナーになる

さて、以上の5冊を読んでみた総合的な感想ですが…

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過去に作った企画書、全部作り直したい!過去にやったプレゼン、もう一回やり直したい!

でした…

効果的な伝え方を知っている人とそうでない人とでは、たとえ成果物は同レベルだとしても、前者のほうが良く見えるということが起きるわけです。

それってすごく悔しいですよね。

これからはアウトプットに注力し、人に伝えるということとますます向き合っていこうと思います!

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今回は「伝え方編」でした。次回は「考え方編」をお送りする予定です。お楽しみに!(己へのプレッシャー)

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