こんにちは!moco(@moco_megane)です。
わたしは二人目の妊娠中はほぼフルタイムで働いていたのですが、妊娠8ヶ月にして切迫早産になってしまいました。
しかも受診したその日から、心の準備をする間もなく入院に!
上の子のことや入院生活、出産に至るまでの経験談をまとめてみました。
お腹の張りがおさまらない!夜間診療に飛び込むと…
妊娠中期からよくお腹が張っていたわたし。
上の子の時にはあまり張らなかったので心配していましたが、
健診では
と言われ、張り止めの内服を飲みながら普通に生活していました。
張り自体は危険なものではないということだったので、妊娠30wを迎えたその日もいつも通り仕事をしていましたが…
仕事が終わり長男を迎えに行くと、ますます強くなる張り。
さすがに心配になり、帰宅した夫とともに3人で産院の夜間診療へ向かいました。
切迫早産とは
切迫早産とは早産となる危険性が高いと考えられる状態、つまり早産の一歩手前の状態のことをいいます。子宮収縮(お腹のはりや痛み)が規則的かつ頻回におこり、子宮の出口(子宮口)が開き、赤ちゃんが出てきそうな状態のことです。
家族全員で呆然とするなか、すぐにウテメリン(張り止め)の点滴を入れられるわたし。
張りが落ち着いた頃にはもう日付が変わる時刻になっており、眠い目をこする長男と夫を泣く泣くベッドの上から見送りました。
まずは職場へ連絡
翌朝、まずは上司や総務に事情を報告。
34wから産休に入る予定でしたが、このまま職場に戻れず産休に入る可能性が高いと伝えました。
産休まで1ヶ月を切っていたため、後任の人への引き継ぎ資料はすでに作成済みだったのは不幸中の幸い…
電話は同室の人の迷惑になるので、全てメールやチャットツールでのやり取りでしたが、意外とスムーズに引き継ぎ作業ができました。
総務からは限度額認定証と傷病手当の手続きに関して教えてもらえました。
上の子のお世話は?
わたしが入院と聞いて何より気がかりだったのは、当時2歳8ヶ月だった長男の存在。
結論から言うと、夫が仕事を遅刻・早退して送迎をすることになりました。
夫の会社は「男性の育休なんてとんでもない!育児は母親の仕事」という社風…
今まで朝は7時前に出て夜は21時過ぎに帰宅する毎日だったので、保育園の送迎は頼んだことがありませんでした。
しかし、遠方の義実家や、まだフルタイムで働いている実家に任せるわけにもいかず…
会社に頼み込んで、定時から1時間の遅刻・早退を認めてもらいました。
夜は長男を連れてほぼ毎日面会に来てくれたので、夫の心労は凄まじいものでしたが…本当に助かりました。
しかし夫も心身共にギリギリで生活していたため家事は最低限しか出来ず、昼も夜もコンビニ弁当の毎日だったようです。
入院中の過ごし方は?
わたしの入院生活は30w1dから32w5dまで、19日間におよびました。
入院が決まった時の診察では
と言われていましたが、徐々に張りが落ち着いてきて頸管長も十分にあったため、早めに退院することができました。
ちなみに36wは臨月に入りますが、まだ正産期ではありません。
しかしどの病院でも最長35w6dで張り止めはストップし、それ以降は退院し生まれてもOKとしているとのことでした。
入院中は基本的にトイレとベッドを行き来することしか許されません。
シャワーは2、3日に一回のみ、しかも点滴をつけたままです。
毎日朝と夜にNST(ノンストレステスト)と呼ばれる機械をお腹につけ、お腹の張りを計測します。
基本的に仰向けで30分ほど動けなくなるので、余計にお腹が張ったり腰が痛くなったりと地味に辛い時間でした…
張り止めの薬って?副作用は?
入院時の点滴は3A20ml。
その後はNSTの結果と頸管長から先生が判断し、段階を踏んで量を減らしていくという方針でした。
わたしの場合は
3A20ml→2A40ml→2A30ml→2A20ml→2A10ml
と減っていき、退院直前には点滴を外して内服に変更。
様子を見ながら薬を戻して、また減らして…の繰り返しでした。
張り止めは副作用もひどく、点滴をつけている間は常に
- 体温が37度超え
- 安静にしていも動悸がする
- 歩くと息が切れる
- 手が震える
という状態でした。
切迫入院中のおすすめ暇つぶしアイテム
張りと頸管長に怯えて過ごす日々ですが、体はピンピンしていますしもちろん意識もはっきりしています。
というわけでいろいろな暇つぶしアイテムを持ち込んでいました。
スマホやタブレット
院内は無料wifiが飛んでいたので、Amazonプライムで映画を観たりSpotifyで音楽を聞いたりしている時間が大半でした。
もちろんイヤホンは必須です!
3週間の入院で、なんと30本の映画を観ていました(笑)
本
充電を気にせず、いつでも読めるのはやはり紙の本ならでは。
家に積読状態で溜まっていた本たちを一冊ずつ持ってきてもらっていました。
長男を産んで3年弱、あんなに集中して本を読めたのは初めてです…
裁縫道具
赤ちゃんのためにスタイを縫ったり編み物をしたりするのもおすすめ。
わたしは二人目なので「お下がりがあるしいいやー」と何も作らなかったのですが(笑)
同室の初産婦さんは、何やらこつこつとハンドメイドされているようでした◎
お菓子類
個人のセレブ系産院は別ですが、総合病院のごはんはあまり美味しいと言えないことが多いです。
自分で歩いて売店にも行けないので、嗜好品は差し入れだけが命綱…!
夫に細かく要望を伝えて持ってきてもらいました。
大部屋の場合は、
- 食べる時に音がするもの(硬いおせんべい等)
- 匂いがきついもの(コンビニのホットスナック系)
は顰蹙を買うので、我慢するのがベターです(笑)
退院後の自宅安静、どう過ごす?
わたしは比較的軽度の切迫早産だったので、32wで退院しそれ以降は張り止めの内服を飲みながらの自宅安静でした。
ただし、週一で経過観察のため通院をするよう指示があったのでその際はタクシーで病院へ。
総合病院なので受付を済ませてから診察が終わるまで院内を歩き回りますし、待ち時間もかかります。
と密かに思い、家でも座ったまま料理をしたり洗濯物を畳んだりといった軽めの家事はしていました。
ただし通院以外で外出はせず、買い物はすべてオンライン。
上の子の送迎は引き続き夫に任せていました。
結局いつ生まれた?
正産期である37wからは安静が解除され、むしろ体力を回復するために歩き回ることを推奨されます。
ここぞとばかりに、入院中から行きたかったカフェやお店に足を運びまくりました(笑)
と、先生とも話していたのですがなかなか生まれず…
結局、生まれたのは39w2d!
と拍子抜けでしたが、元気に生まれてきてくれた今では笑い話です。
このように切迫流産・早産を経験してもすぐに生まれない人は少なくないようで、場合によっては予定日を超過することもあるんだとか。
本当に妊娠・出産は分からないことだらけだなとしみじみ思いました。
切迫流産・早産になっても自分を責めないで
わたしは12月の半ばから入院し、クリスマスもお正月も全て病院で過ごしました。
家族でイベントを楽しめない寂しさと、「まだ生まれないで!」という早産への恐怖とで、毎日が辛い日々でした。
でも、出産を終えた今では
とも思います(笑)
仕事や家事を頑張っている人ほど、無理をしたりお腹の張りを我慢したりして切迫流産・早産になってしまうことが多いです。
どうか、現在入院中の皆さんは、これも産前最後の自由時間!とポジティブに考えてゆったり過ごしてみてくださいね。