こんにちは!moco(@moco_megane)です。
私は長男を35週の早産で出産したのですが、急すぎて産前の心構えをする時間がありませんでした…。
生まれてからおっかなびっくりで育児をしてみるものの、比較的若くして授かったせいか周りに子育て経験のある友人がいません。
ネットで検索すればおおかたのことは分かるのですが、普段から本を読むタイプだったこともありやはり出典が明確な育児書を必死に探しました。
そんな私が何冊も読んでみた中で、本当におすすめできる育児書を紹介します!
おすすめの育児書【赤ちゃんのお世話編】
はじめてママ&パパの育児
監修:五十嵐 隆
編集:主婦の友
人気育児誌『Baby-mo』編集部発のオールマイティ育児書。
主に0才児のお世話について網羅されています。
全ページフルカラー、大判の誌面が見やすいので産前から旦那さんと二人で読むのがおすすめです。
最強母乳外来 あらゆる悩みにお答えします!
著:SOLANIN(ソラニン)
編集:主婦の友社
早産児で哺乳力が弱かった息子。出生体重は十分にありましたが、なるべく母乳で育てたいと藁にもすがる思いでたどり着いたのが著者のブログでした。
こちらはそのブログが書籍化されたもの。母乳についてほぼ無知だった私にとっては目からウロコな内容が多く、授乳しながらひたすら読み込んでいました。
ただ、母乳育児に対してだいぶスパルタな姿勢なので、書いてあることをすべて実行するとなかなか厳しい部分も。取り入れられることは取り入れて、無理せずいいとこどりをするのがおすすめです。
赤ちゃんにもママにも優しい安眠ガイド
著:清水悦子
監修:神山 潤
今やネントレの定番書として、表紙を見たことがある人も多いのでは?
寝かしつけの方法は様々あり、ジーナ式なんかも有名ですよね。
こちらは日本の住環境も考慮されていて、すぐに実践できる方法が紹介されているので無理なく実行できました。
このネントレのおかげか、長男は早い段階から夜間授乳が不要になり私もまとまった睡眠が取れるようになりました。
睡眠不足でヘロヘロのママの心に寄り添ってくれる、著者の優しい語り口も安心できます。
おすすめの育児書【ベストセラー編】
0~4歳 わが子の発達に合わせた1日30分間「語りかけ」育児
著:サリー·ウォード
翻訳:槙朝子
監修:汐見稔幸
0歳の赤ちゃんとは一日の大半を一緒に過ごしますが、常にかまってあげられているかというとそうでもないですよね。
特に表情や言葉が出るまでは
「ただお世話をしてそばにいるだけで、何もしてあげられていないな」
「もっとこの子とコミュニケーションを取るにはどうすればいいんだろう」
と悩んでいました。
この本では一日のうち、たった30分を濃密に過ごすことで子どもとの関係性が育める方法が紹介されています。丸一日つきっきりで遊ぶのはしんどいな、と思っているお母さんに ぜひ一度読んでみてほしいです!
子どもが育つ魔法の言葉
著:ドロシー・ロー ノルト
著:レイチャル ハリス
翻訳:石井 千春
世界22ヶ国で翻訳され、今も育児のバイブルとして愛読されているこちら。
冒頭に掲載されている詩「子は親の鏡」は特に有名です。
和気あいあいとした家庭で育てば、子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる
この一節は今でもふとした時に思い出し、背筋が伸びます。
もちろん、本の内容を実行しようとしても心に余裕のない時は難しいです。
しかし心に留めておく言葉があるだけで、子どもをむやみに叱ったり、そんな自分に落ち込んだりする機会が減るものだなと実感しています。
定本 育児の百科
著:松田 道雄
出版社:岩波書店
初版はなんと1967年。私の親世代でも読んでいた人がいるくらいの大ベストセラーです。
文庫本では上中下巻と分かれておりボリュームがあるように見えますが、簡潔な言い回しでスルスルと読めます。
著者は男性ですが、お母さんに厳しくも優しい言葉を贈り、何より赤ちゃんへの暖かい眼差しが印象的です。
医学的な情報に関しては正直古い部分もたくさんあるので、そこは最新の育児書で補完するのがおすすめです。
おすすめの育児書【医療・健康編】
はじめてママ&パパの0~6才病気とホームケア
著・監修:渋谷 紀子
一番最初に紹介した「はじめてママ&パパの育児」と同シリーズです。
こちらも写真が豊富で、乳幼児期の症例が具体的に理解できるので便利です。
もちろん病気の情報はネットでも簡単に手に入りますが、その情報は玉石混交。
いざという時のために一冊持っていると安心です。
各分野の専門家が伝える 子どもを守るために知っておきたいこと
著:宋美玄、 姜昌勲 、NATROM 、森戸やすみ 、堀成美 、 Dr.Koala 、猪熊弘子 、成田崇信、畝山智香子、 松本俊彦
TwitterなどのSNSでも積極的に医療情報を発信してくださっている専門家たちの共著です。
「薬は飲ませてもいいの?」「ワクチンを打つと良くないって本当?」
など、お医者さんに面と向かって聞きにくい疑問に対する答えが、一つずつ論理的に解説されています。
残念ながら、子どもを大切に思うお母さんの不安を煽る情報は世の中に氾濫しています。
そういったものに騙されないよう、常にリテラシーのアップデートを図らなければいけません。
おすすめの育児書【エッセイ・コミック編】
きみは赤ちゃん
著:川上未映子
出版社: 文藝春秋
芥川賞作家・川上未映子さんの妊娠〜出産〜一歳の誕生日までを綴ったエッセイ。
どんどん変わっていく自分の体と生活に戸惑いながらも、出産を経て未知の育児に奮闘する姿は同じ母として励まされました。
著者の他の作品もすでに読んでいましたが、このエッセイを通して著者のまた違った顔を知ることができて面白かったです。
ママはテンパスト
著:東村 アキコ
出版社: 集英社
「東京タラレバ娘」「海月姫」などで有名な売れっ子漫画家・東村アキコさんが綴る育児エッセイコミック。
ご本人があとがきでも語っていますが「育児に関するハウツーを一切描かない」というコンセプトで書かれているので、読んでいてモヤモヤしたり不安になったりすることがありません。
こんなに美人で才能のある人でも、育児をしている姿は普通のお母さんと変わらないんだな〜と安心します(笑)
すでに刊行から10年以上経っていますが、その面白さは色褪せていません!
参考にはするけど真に受けすぎないで!
育児書はたくさん読めば読むほどなにかいいことがあるかというと、そういうものでもありません。
すべての子どもが同じように育つわけではないので、本に書いてあることが全く役に立たない…むしろ逆効果に!なんてこともあるはずです。
また、産後は本を読む時間を取るだけでも一苦労。あまり張り切って「全部読むぞ!」と意気込むと疲れてしまいます。
壁にぶち当たって人の意見を聞いてみたい時、逆に子どものあるあるネタを読んで笑いたい時、そんな時にこの記事が参考になることを祈っています。